ふとした瞬間の出来事

帰りにいつものゲーセンでドラマニをやっていたら、
背後に気配を感じた。すぐ後ろにプリクラがあるのでそれ待ちの客がこっちを
見ていることは多いのだが、それでもない様子。
ここは音も大きいし、100円でノーマル4曲なので、
プレイ待ちかなぁと、終わった直後にさっさとどこうとすると
「先輩♪」
と声をかけられた。思わず吐血。
俺のことを「先輩」なんて呼ぶ奴一人しか知らない。
高校の時同じクラブだった後輩(女)だ。なんでかいつも俺に懐いていたっけな。
俺もまんざらじゃなくって、実際何度かいい雰囲気にもなっていたのだが、
高校くらいの時の俺ってそう言うことに全然興味が無くって、
結局「仲の良い先輩後輩」で終わっちゃった仲。
でも俺が専門学校に入ってからも結構遊んだりとか電話やメールしたりとか、
まぁ、そんな関係だったり。
「うは、お前久しぶりだなぁ(*´▽`*)」
「え、そうですか?電話は結構してるじゃないですか。」
「電話つったって5分経たずに切るじゃんよ。」
「だって先輩が電話嫌いだって言ってるからじゃないですか(^^;)」
「金かかるからな。インターネット電話ならいくらでもしてやるぞ。
 俺のPC今マイク使えないけどな(*´▽`*)」
「それじゃ意味ないですよ(^^;)」
なんつー世間話をしつつ(勿論店の外を歩きながら)、
なんでも彼女が服が見たいらしいのでそう言う店に。
「こんな時間にかよ(^^;)(19:00頃)」
「だってこう言うときでないと時間ないですもん。」
「こないだ彼氏できたつってたじゃんよ〜。彼氏と日曜にでも行けよ〜」
「あ〜、あの人は〜。別れちゃいました(*´▽`*)」
「またかよ」
「またって言わないでくださいよ」
「んだよ〜。だってそうだろ〜。またなんでそんなに早いんだよ〜」
「聞いてくださいよ、それがですね・・・(`‐´)」
いや、女の子にこういう事聞くと凄いですな。
服屋さんにとどまらず、その後喫茶店に連行されて話通し。
「もうそろそろ勘弁しない?」
「あ〜、こんな時間ですか。じゃ、そろそろ帰りましょうか。」
「うい」
で、駅へ向かう俺と後輩。なぁんか後輩がえらく黙り込んでいるので、
ははぁ、さては言ってるほど別れたのが平気でも無いんだなとか思ってたのだが。
「・・・先輩」
「ん〜?」
「私ってどうですか?」
「どうって何がよ。」
「その、先輩の彼女として」
「あ〜、いいかもな〜。可愛いしなぁ〜。」
「いや、仮定じゃなくって本気なんですけど、私」
「・・・マジかい」
なんでも彼女が言うには元々俺が好きだったんです、と。
他の人とつき合ったりしてみたけど、やっぱり何か違うって思っちゃうので、
すぐに別れちゃったりしてたんだ、と。
俺の返事?まぁ、7年越しの恋は実りましたと言うことで。




なんつって
某師匠の真似っこ。
たまにはこういう文章もかかにゃぁな(死)
私の高校時代のクラブは科学部で、先輩も後輩も居ませんでした。
ええ、文字通り俺達の学年以外の部員は皆無だったんですNE!
いやぁ、何とも寂しい高校時代でしたな。
こういう文章書くと余計に鬱ですな。逝ってきます。
例年類を見ない酷いオチだ。