プロ野球のストのときに

各テレビ局が、何を放映するかでてんやわんやだった、とかいう話を耳にしたのだが、
ちょっと考えるとパラリンピックを放映する絶好の機会だったのではあるまいか。


と言うか、各テレビ局は「お涙頂戴な特番」の時には遠慮なく身体障害者の方々を出して、
「ほらほら、身体障害者でもこんなにがんばっている人も居るんですよ!偏見はいけませんよ!」としておきながら、
パラリンピックに関してゴールデンタイムの枠を割いて報道しない、と言うのは実に解せない。(「頑張っている」こと、「偏見はだめだ」と言うこと自体を否定しているわけではないので、誤解なきよう)
パラリンピックこそ、身体障害者の方々に対する偏見を取り除く、最も良い機会ではないのか?
裏を返せば、テレビ局が身体障害者の方々を「見世物」としてしか見ていないことの現われではないか、とも思えるわけだが。


新聞やネットニュースの片隅で日本がパラリンピックで金メダルを取ったという報道がポツリと流れるだけなのに違和感を禁じえない。
過去最多のメダル数だというし、女子車椅子マラソンでは日本がワンツーフィニッシュだったのだ。
なぜこういったことをもっと報道しないのか?


ひょっとしたら深夜帯でバンバン流れているのかも知らんので、その時は遠慮なくご指摘を。